同人活動はシマカドで

2023年08月15日

8/12、8/13両日、コミックマーケット102が開催されました。2日目は台風の影響が懸念され、実際に大雨が数度襲来しましたが、無事に開催することができてよかったです。

弊サークル「気まぐれに」も2日目にサークル参加をしました。お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

結果としては悔いが残るものとなってしまいました。今回、サークル一番の売れ筋である制服本の新刊を、2014年5月のコミティア以来9年ぶりに出さず、学園系漫画の新刊を2種出しました。
これは、今後制服本に頼ることなく活動をしていく上でのベンチマークが欲しかったというのもあります。しかし、結果はあまり良くなかったです。

新刊2種のうち「オタク隠して推し隠さず1」の方が頒布数が多かったのですが、もう一つの新刊「同人活動はシマナカで3」が3巻目というので買うのを躊躇った可能性があります。
それにしてももう少し「推し」の方は売れてほしかったなとは思います。

前回が4年半ぶりのサークル参加で、全てが殆どリセットされた状態での参加でしたが、参加者数がコロナ前の半分以下であったことを考えると頒布数的には概ね満足できました。
ただ、前回は制服本が新刊としてでており、「シマナカ1・2」を買われた方は全員制服本も一緒に買っていました。
なので、なんかついでに買っていってるだけなんじゃないかと思って、今回は最初に述べたような挑戦をしたわけですが…

でも、「新刊下さい」で買っていかれた方も結構いらっしゃいました。
「新刊下さい」で買われた方はきっと前回の冬コミも来ていただいていたと思います。そういう意味では継続することは大事で、続けていけばおのずと「新刊下さい」という方が増えていくはずです。

今回の反省を受けて、今後の活動方針について考えているので、今週末には発表できると思います。お待ちください。

混雑はどうだったのか

C102の参加者数は、両日とも13万人で、C101に比べて4万人ほど増えました。確かに、サークルスペースで立っていても、遅い時間まで人がいるなあとは感じました。
ただ、ピーク時間帯の人の増え方は、C101よりは多いけど、思ったほどでもなかったという印象です。メイン通路の一つ隣のところという立地の問題かもしれません。


イメージとしては上図の通り。C101はホールの奥のほうの配置で、今回は出入口に近いところの配置で違う印象もあるかもしれませんが、C101では14時過ぎにはかなり閑散としていたのに対して、 今回はその時間でも人通りは少なくなく、14時半頃に3人くらい立て続けにサークルに立ち寄るようなこともありました。
実際はジャンルによって変わってきたりもするとは思います。創作系は撤収が早く、14時には周囲数サークルが片づけを始め、15時には半分近くのサークルが撤収作業を進めていました。 撤収が早いサークルはだいたい島中サークルで、誕生日席や人通りの多い広い通路に面したサークルはもう少し遅くまで残っているサークルが多かったです。

島角サークルは売れるのか

今回、私の配置されたところは所謂「島角」と呼ばれているところでした。


島の両端の、島中とは机の向きが違う部分を「誕生日席」と言って、ここには基本的に混雑しやすい(島中に置くと混乱を生じる)サークルが配置されます。
サークル数が多い時のコミティアなど、イベントによっては誕生日席がないこともあります。
稀に、無名サークルが誕生日席に配置されることがあります。実は私のサークルは、3回目のコミケ(C77)で誕生日席に配置されています。が、当時はまったく売れていませんでした。
これは、売れないサークルを置くことによって、混雑対応に余裕を持たせようという、俗にいう「緩衝材」もしくは「クッション」と呼ばれる配置です。
立地的にはかなりいいので、無名サークルにとってはチャンスともとれますが、残念ながら私のサークルでは3部しか売れませんでした。

そして、島中のうちで一番端の配置は俗に島角と言います。島端とも言ったりします。たまに、誕生日席のことを島端や島角という人もいます。用語としては結構紛らわしいです。
で、島角は島中の中では一番売れるサークルが配置されるなんてことが言われてたりします。果たして本当にそうなのでしょうか。

私のサークルは、コミケにおいて3回、島角に配置されています。今回、C91、そしてC75。
C75は、私のサークルデビューの回です。この時点で、島角は一番売れるサークルが配置されるとは限らないということが分かるでしょう。
C91は、過去最大の頒布数でしたが、島角だったからというよりは東7の出入口真正面の配置で一番立地がよく、サークルとしても乗りに乗っていたので売れたという感じでした。そして、今回の売れ行きは前述のとおり。

なので、少なくともコミケにおいては島角の配置は売れる売れないの意味や効果はないのではないかと思います。売れるためには修行あるのみ。
(唯一のメリットは島の端なので出入りがしやすいということでしたが、今のコミケは机と机の間隔を広げていて、どのサークルも出入りが容易になりましたので、他の島中と比較したメリットとしてはなくなりました。)